◆ 月城、おすすめの一冊!その2 ◆
『会津戊辰戦争 戸ノ口原の戦い』
日向内記と白虎隊の真相

冨田国衛 著/おもはん社 刊

2,800円+消費税(2,940円)

2008年6月20日発行
【問合せ先】
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   福島県喜多方市押切南2-20
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   FAX:0241(25)7699
   公式サイト:知楽館
新井田良子様を通じ、冨田国衛様が『日向論』を纏めた御本を出版されるというお話は以前から伺っておりました。
出版される日を首を長くして待っていた本です。

丹念に資料をあたり、小さなこと些細なことと見過ごされがちなことも丁寧に拾い上げ、数々の資料を突き合わせて確認し、今まで“当たり前”とされて誰も疑問に思わなかったことをきちんと説明し矛盾を突いている。また深く追及している。
しかも引用した資料、確認した資料の出典も事細かに記されており、ただでるのは感嘆のため息。
これほどまで丁寧に出典を表した資料を今まで見たことがありません。

どれほどの手間だったろうか…と思うとともに、そこまでしても世に流れる『日向内記』の不評を覆そうという、その気概が行間にも満ち溢れているように感じました。
まだまだ私の知り得なかった日向内記の真実がそこかしこに散りばめられていて、何度読み返しても飽きが来ません。
感情論だけで突っ走るのではなく、きちんと資料を読み込んだからこそ、ここまでの完成度となったのだろうと思います。

それから…実は月城が函館で撮影してきた実行寺のある『日向家』の墓碑の写真もこっそり収録されています。
また、『日向内記 備忘録 異聞』内で勝手な持論を繰り広げている「会津医師会報 第5巻第7号 会津戦争史-七-白虎隊物語二/相田泰三 著」についての記事にも目を止めていただき、著書の中で資料の一つとして扱っていただけました。
何かのお役に立てたなら、嬉しい限りです…。

内容について触れたいのもやまやまですが、せっかくなのでぜひ手に取ってお読みいただければと思います。
今までの『卑怯者 日向内記』のイメージが覆ること間違いなし!ですよ。
それから、歴史の裏話的なものがお好きな方や、意外な歴史に興味がある方にもお勧めです。

内容はかけませんが、興味を持っていただく手がかり足がかりとして、目次の一部を引用させていただきます。
もしも、気になる記事がありましたらお手に取ってみてくださいね。
(買うのはちょっと…という方は、公立の図書館の『リクエスト』のシステムを利用する手もあります。読みたい本のお取り寄せなどができますよ。詳しくはお近くの公立図書館へどうぞ!)

第一章 物語化する白虎隊
第二章 砲兵隊長の日向内記
第三章 十六橋の戦い
第四章 容保と白虎隊の出陣
第五章 戸ノ口原の戦い
第六章 士中白虎二番隊の退却
第七章 日新館学生と白虎隊
第八章 日向内記と飯沼貞吉
第九章 資料

この冨田国衛様の『会津戊辰戦争』は既に次巻の発行が決定しております。
『鶴ヶ城下の戦い 会津の籠城と開城の実相』との仮題で、2009年刊行予定です。

なお、おもはん社は一般書店での取り寄せが出来ないそうです。
もしも読んでみたい!という方がいらっしゃいましたら、直接おもはん社へお問い合わせください。おもはん社の公式サイト『知楽館』より購入いただけます。
【著者について】
  冨田国衛(とみたくにえ)
    昭和19年 福島県喜多方市生まれ
     福島県喜多方市在住